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社員の声を聴いてみましょう

先日発表された日本経済新聞社がまとめた「働き方アンケート」(国内主要企業対象)結果では、経営者と社員の仕事や働き方の認識に大きなズレが見られます。

経営者の89.2%が「自社の従業員が仕事や働き方に満足している」と答えたのに対し、働き手である社員は56.0%にとどまりました。不満の理由(3つまで回答)は「収入が少ない」が58.4%と最も多く、「やりがいがない」(34.7%)、「正当に評価されない」(27.0%)が続きました。

不満の理由のトップである「収入が少ない」はクセモノです。経営者としては非常に面白くない回答で一蹴したくなりますが、回答の背景にはいろいろな理由が隠されています。2位・3位のやりがいや評価の納得性とリンクしている場合も非常に多いです。一言で言うと「割に合わない」という感情です。メンバーが仕事にやりがいを持ち、いきいきと働いていない職場ほど、「もっとよこせ」という人が多いように思えます。どの層がなぜそう感じているのか・・・ここを真摯に受け止めてみることで更なる課題が見えてきます。

ちなみに、年齢に応じて給料を払う「年功序列型」と、働きに応じて支払う「成果型」のどちらの賃金制度がいいかという質問では、全体ではほぼ半々でしたが、男性は年齢が高くなるほど年功型を好み、女性は成果型を支持する傾向がありました。

勤続年数や労働時間が評価基準となると中高年男性が断然有利になります。誰だって新しいことや損しそうなことには抵抗したくなるもの。

会社が多様性を活かした働き方へと変革しようとした時に、やはりこの層の意識改革が重要なポイントとなってきます。現場における部下指導や評価、諸制度の運用の要でもあることから、この層の意識によって現場がいきいきと働く場となるのか不満に満ちた場になるのか、大きな影響を受けることとなります。

働く場を提供する側とされる側で認識にズレがあるのは当然のことでしょう。特に社員(働き手)の意識は多様化しています。だから、まずは敢えて社員の声を丁寧に聴いてみる必要があります。どちらの意見が正しいかの前に、感じたことが本人にとっての現実となるからです。

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