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無意識の決めつけ

今年も新入社員研修を担当させていただきました。女性の元気さと意識の高さ、リーダーシップが各社様で、とても目立ちます。また、素直に自分を表現できる人が多く、現場で早く馴染むことができるのではないかと頼もしく感じました。

このまますくすくと成長いただければ、嬉しいのですが、残念ながら入社後の伸び悩みに直面する女性が少なくありません。女性の場合、結婚や出産等のライフイベントに本人のキャリアが影響を受けることが多いだけでなく、それを前提とした周囲からの見方も本人の成長に大きな影響を与えます。

上司が無意識のうちに、「男性に向く仕事」「女性に向く仕事」と境界線を引いてしまったり、残業に耐えうる男性の方をつい優先的にアサインしてしまったり・・・。
特に出産後、「これを任せては大変だから」とか「これを任せては可哀想だから」というような上司の配慮が逆に成長のチャンスを奪ってしまうことがあります。それが原因で、育休や時短の制度を使いながら、ぶら下がり社員になってしまうことも少なくありません。

先日、日経新聞に男女の教育格差についてのこんな記事がありました。

「15歳時点では女子の方が成績は優秀だ。だが大多数の国・地域において数学は女子が男子より劣っていた。OECD平均で約10点の差がある。日本は特に得点差が大きい。ただフィンランドやスウェーデンなど、逆に女子の方が数学の成績が高い国もある。つまり生物学的な性差ではなく、環境要因が影響している」。

「その一つは『女子は理系に向かない』とする思い込み。教師や親がこう考えて接しているために、本当は能力があるのに女子は理系科目に自信が持てず、それが成績の低下につながっている」。

「大切なのは『男だから…』『女だから…』と偏見で得意分野を決めつけずに、個性をしっかり見極めること。学校や家庭の役割が重要だ。教師や親が意識を変えなくてはいけない」。

悪意なき無意識の思い込みですが、上司や教師、親の思いこみで、本人の成長が影響を受けることは否めません。たとえ善意からの配慮であっても、決めつける前に、本人とコミュニケーションをとってみてくださいね。上司が思う以上に、意外と肚が据わっていることも少なくありません。

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